渥美半島菊花大会が8日までサンテパルクで開催、 華やかで大輪の花が深まる秋を演出
渥美半島菊花大会(実行委員会主催)が、愛知県田原市芦ケ池農業公園「サンテパルクたはら」で開かれています。華やかな大輪の花など、さまざまな菊が並び、深まる秋を彩っています。入場無料で、8日まで。鑑賞に出掛けてみてはいかがでしょうか。
渥美半島特産の菊。秋は電照菊の夜景もきれい
渥美半島は、輪菊の生産が日本一です。花のまち、田原を代表する花きです。菊に照明をあてて、生育を調整する「電照菊」の栽培が行われています。夜間の電照菊の幻想的な光景は、観光資源の一つで、年末の需要期に向けた秋は、一段ときれいな季節になります。
この特産の菊をPRするため、菊花大会が開かれ、今年で32回目を迎えました。
多彩な菊を楽しめる菊花大会
渥美菊友会や田原菊友会、東三菊友会の会員や愛好者、田原市内の保育園、小学校などが出品し、審査日の11月1日に合わせて丹精込めて育てられた731鉢が飾られています。
華やかな大輪の花を咲かせた「大菊三本立て」をはじめ、丈の低い「福助」や「ダルマ」、小菊などが並んでいます。今年は、品種、仕立てなどが自由な創作部門が設けられ、初開催の大輪菊を栽培する講座の受講者も出品しています。白、黄、紫色など色鮮やかな菊の花が、迎えてくれます。
内閣総理大臣賞が決まる
今年の菊栽培について、実行委員会の鬼頭温文委員長は「8月の長雨、10月上旬の気温高の影響で、皆さん、栽培に苦労した思います」と話しています。
審査の結果、最高位の内閣総理大臣賞には吉田和子さんの大菊大輪三本仕立(三鉢組の部)が選ばれました。表彰式は最終日の8日、会場で開かれます。
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会期中はイベントも
会期中は催しもあります。3日までは生け花展があったほか、7日午後1時半には田原市吹奏楽団などの演奏会が開催されます。農業支援企業のイノチオグループによる新品種の販売も、行われています。
■サンテパルクたはら
営業時間:午前9時~午後5時
定休日:木曜定休(祝日の場合は翌日)
住所:愛知県田原市野田町芦ヶ池8
電話:0531-25-1234