日本一の産地・田原市から全国へ届ける花の定期便「タハナ」、好評で追加販売へ
日本一の花の生産地、田原市から自宅のポストに産地直送の花束が届く花の定期便「タハナ」の申し込みが10月1日、始まりました。注文が相次ぎ、初回分は完売、追加で販売されることになりました。皆さんも、渥美半島で育った季節の花を暮らしに取り入れてはいかがでしょう。
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花は、地元のJA愛知みなみなどから提供され、11月から来年6月まで8カ月の間に毎月1回花束が届きます。専用ホームページで注文ができます。
今年度は実証実験とし、市と道の駅「あかばねロコステーション」が連携し、8カ月間の期間限定での販売になりました。来年度以降は、道の駅単独での販売を予定していますが、市は実験実験の結果から判断します。
10月12日午前9時から追加販売 月額1500円
1日からの販売分は完売し、10月12日午前9時から追加販売されます。
定期便の料金は、月額1500円(送料・税込み)です。8カ月コース(1万2000円、最終申し込み締め切り10月20日)と6カ月コース(9000円、同12月20日)、3カ月コース(4500円、同来年3月20日)があり、この中から選びます。毎月20日締め切りで、翌月から花束が届くようになります。
季節の花が届く 産地直送で高品質、長く楽しめる
マム、ガーベラ、バラなど季節の花を使い、毎月違う花束(5~10本)が送られてきます。田原の花の定期便を略した「タハナ」の文字が書かれた専用の箱に入っています。縦長で下が細く、ポストに入る形になっているので、不在時でも受け取れるというのはうれしいですね。産地直送のため「品質がよく、花持ちがいい」(市担当者)のが特徴。花の紹介、飾り方なども同封されています。
初回は、ビニール素材の花器が同封され、水を注げば、プロがアレンジした花束をすぐに飾れます。
花のある生活を 需要の拡大を目指して
定期便は、コロナ禍で縮小する花き需要の拡大などを目的に企画されました。中でも、特産の白色の輪菊はお葬式花のイメージが強い上にコロナの影響で需要が低迷、菊が余ってきているのが現状です。
そこで、白色の輪菊を満開にさせ、カラフルな色に染める「カラーリングマム」の商品化も進行しているなど、全国一の花の産地も新たな取り組みに挑んでいます。
花の定期便はカラーリングマムも使われます。自宅のほか、ギフトとしても送れる商品で、市の担当者は「ぜひ、日常に花を取り入れてもらえたらと思います。マムの新たな魅力も知ってほしいですね」と話しています。