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東名豊橋新城スマートインターの建設決定、期待される効果とは?

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 豊橋、新城両市境付近で検討が進められていた東名高速道路豊橋新城スマートインターチェンジ(IC)=仮称=が、事業化されることになりました。建設の決定です。豊橋市にとっては、初の高速道路ICで待望のICになります。

 国土交通省が、8月6日付で高速道路会社へ事業許可を行いました。
 スマートICは、高速道路の本線やサービスエリア、パーキングエリアから乗り降りができるよう設置されるICでETC専用です。

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出入口は下りが豊橋市側、上りが新城市側

 豊橋新城スマートICは東名三ヶ日IC-豊川IC間(17・8㌔)に設けられ、三ヶ日ICから11・5㌔、豊川ICから6・3㌔の位置。豊橋の市域の北部、新城の市域の南部にあたります。
 出入口は下り線が豊橋市側(石巻萩平町)、上り線は新城市側(富岡)。全車種、24時間の運用になります。

中日本エクシス発行のサービスエリアガイド名神・北陸道版より

製造業や農業、観光、防災に効果 救急医療にも

 スマートICができることで、輸送時間が短縮され、周辺で生産されている製造品や農産物など物流の効率化が進むほか、製造業、農業、観光などにおけるアクセス性が向上し、産業活動に役立ちます。

 防災面でも、災害時の確実なルートを確保できます。
 豊橋市中心部の地域防災活動拠点には、現行では、東名高速道路のICからは浸水で通行できない可能性があります。国道1号の浜名湖方面からも、到達できないおそれがありますが、このスマートICができると、市内の地域防災活動拠点や被災地へ確実に行けるルートが整います。

 医療機関への搬送時間も短縮できるため、地元では救命率の向上も期待しています。

豊橋新城スマートICの開設予定地付近

スマートICの開通に向け、共同で取り組んでいる豊橋、新城両市の市長のコメント

 豊橋、新城両市長がコメントを公表しています。
 内容は以下の通りです。

 豊橋市の浅井由崇市長
 このたび、東海 3県で初となる本市と新城市の 2市にまたがる豊橋新城スマートインターチェンジ(仮称)が新規事業化されました。
 豊橋市にとって、本市初となるインターチェンジを設置することは、長年の悲願であり、この度の新規事業化を大変うれしく思うとともに、これまで御尽力
いただいた関係者の皆様に深く感謝いたします。
 平成 30年より、新城市と共同で、関係各機関と計画検討・調整を重ねてきた結果が実を結び、新規事業化の採択を受けることができました。
 このインターチェンジの実現により、本市の製造業や農業等のポテンシャルを高め、さらには、新たな人流を促すことで周辺地域の活性化が期待できます。
 今後も豊橋市と新城市が協力し、国土交通省、中日本高速道路株式会社、愛知県等のご支援をいただき、早期の開通を目指し、事業を進めてまいります。

 新城市の穂積亮次市長
 このたび、国土交通省から、豊橋新城スマートインターチェンジ(仮称)の新規事業化が発表されました。今日に至るまで、多大なご尽力をいただいた国土交通省、愛知県、中日本高速道路株式会社をはじめ関係各機関に厚く御礼申し上げます。
 スマートインターチェンジの設置は、地域にとって長年の悲願であり、本市と豊橋市の共同で事業化に向けて関係機関と準備会を重ねてまいりましたので、今回の発表を大変うれしく思います。
 インターチェンジができることにより、八名地域とその近隣に立地する企業の利便性の向上、物流の効率化による経済の活性化や、近隣市へ救急搬送する場合の時間短縮等による救命率の向上など、災害時や救急医療の面でも大きな効果が期待されます。
 今後も、関係各機関のお力添えをいただきながら、豊橋市と共同で早期の開通を目指し取り組んでまいります。

 

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