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ほっトラム

豊橋市のシンボル・路面電車を生かしたまちづくりに30年、記念の「ほっトラム」も運行

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 豊橋市内を走る路面電車(市電)を生かしたまちづくりに取り組んでいる市民団体「とよはし市電を愛する会」が11月22日、設立30周年を迎えました。

 記念のヘッドマークなどをつけた全面低床電車「ほっトラム」が運行されています。ヘッドマークのほか、車体に「市電にエール30年 未来につなぐみんなの市電」の文字が描かれています。来年4月中旬までの予定で走ります。

30周年記念のヘッドマークをつけて走る「ほっトラム」

 

1990年設立  国土交通大臣表彰も

 愛する会は1990(平成2)年に設立されました。公共交通機関としての市電の利便性向上と、市電を生かしたまちづくりを進めています。地域づくりの優れた取り組みとして、国土交通省の2014年度「手づくり郷土(ふるさと)賞」(国土交通大臣表彰)を受賞しています。

4月10日は「市電の日」

 活動は、語呂合わせで決めた「市電の日」(4月10日)にちなんで、4月にイベントを開催しています。2007年からは、豊橋市地域公共交通活性化基金に寄付を続けています。

環境にやさしい路面電車

 路面電車は環境にやさしい乗り物です。会では「人と環境にやさしいまちに」と願い、市のシンボル、市電が一層便利で利用しやすい乗り物にする目的で寄付を始めたそうです。

 「市電の日」の催しで参加した人たちが市電や公共交通のために寄せた寄付金や、会が作製したカレンダー、絵はがきの売上金の一部などが充てられています。
 「ほっトラム」の購入にも寄付金が活用され、今後、新しい低床車両の導入を目指しています。

商店街と手を携え、電停の設置も実現

地元商店街とともに、新電停設置を要望し、実現させたこともあります。

来年6月 中部地区路面電車サミット

 また、路面電車を愛好し、支援する全国各地の市民団体が集う「路面電車サミット」を実施。来年6月には、30周年記念事業として、豊橋市内で「中部地区路面電車サミット」を開催する予定です。

休耕地ハッピープロジェクト