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これからが見頃です! 渥美半島菜の花まつり2025 新企画のアートプロジェクトも

 ひと足早い春の訪れを告げる「渥美半島菜の花まつり2025」(渥美半島観光ビューロー主催)が、田原市で開催されています。3月31日までの期間中は、伊良湖地区や国道沿いなどで菜の花畑を見ることができますが、今季は開花が遅れていて、見頃を迎えるのは2月下旬の見込みです。    (撮影:2025年2月8日)

 メイン会場の「伊良湖菜の花ガーデン」(堀切町)は、広さ約4㌶に約120万本が咲く計画ですが、一面が黄色に染まるのはもう少し先になりそうです。
 

 訪れた家族連れやカップルらは散策したり、キッチンカーで買い物したりと思い思いに過ごしています。菜の花畑の伊良湖岬側に昨年、誕生した展望山「のっちの山」に足を運ぶ人たちも多くいました。菜の花畑や、すぐ近くの太平洋を一望できますので、ぜひ訪れてください。
 

奥が「のっちの山」(さらに奥はホテル)

「のっちの山」から見た菜の花畑

「のっちの山」から見える太平洋 

今年は新たな取り組み アートプロジェクト

 伊良湖菜の花ガーデンでは今年、国内外のアーティストと地元の人たちがコラボレーションするアートプロジェクト「花咲く暮らしラボ」が行われています。
 初めての企画で、その一つとしエジプト神話などに登場する「スフィンクス」を題材にした3体の作品が広大な菜の花畑に展示されています。数多くの芸術祭に参加している人気アーティスト久保寛子さんが手がけた作品です。スチールに農業用ネットを材料にしているそうです。

菜の花畑に展示されている3体のスフィンクス

花、食、アートのイベントも

 2月1日には、菜の花畑でアーティストや地元の生産者、飲食事業者らを講師に花、食、アートの魅力に触れられるワークショップが開催されました。
 菜の花と同じ高さの目線になるオリジナルテーブルが菜の花畑に設けられ、花景色を楽しみながらのワークショップが行われました。

 特産の菊を染めるなど渥美半島の花を使ったアレンジメントや、このテーブルの端材(ヒノキ)を利用し、田原の花を使った染料で色を塗るなどのフラワーベース(花器)作り、菜の花オイルを加えるエスプレッソコーヒーなどの内容でした。

菜の花畑で行われたワークショップ 2月1日撮影

 伊良湖菜の花ガーデンのほか、渥美半島では国道259号、太平洋側の国道42号沿いなどに菜の花畑が点在し、全体で約900万本が観光客を迎えます。遊休農地などを利用した観賞用や搾油用、食用で菜の花の栽培が行われています。

伊良湖菜の花ガーデン 
愛知県田原市堀切町浜藪 国道42号沿い
入場料:高校生以上500円 小・中学生100円
駐車場:無料

渥美半島にも小雪が舞った2月8日


渥美半島菜の花まつり
問い合わせ:渥美半島観光ビューロー 電話0531(23)3516
ウェブサイト
https://www.taharakankou.gr.jp/nanohana/