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田原市の恋路ヶ浜に届け!島崎藤村の「椰子(やし)の実」の再現目指し石垣島からヤシの実放流

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「恋路ヶ浜に届け!」と願いを込め、石垣島沖の黒潮に投げられるヤシの実=今年7月撮影(渥美半島観光ビューロー提供)

 田原市の伊良湖岬・恋路ヶ浜が舞台となった島崎藤村の叙情詩「椰子(やし)の実」の再現を目指し、今年も、沖縄県石垣島の沖合からヤシの実が黒潮に流されました。

 例年、渥美半島観光ビューローの一行が石垣島を訪れて投流していますが、新型コロナウイルス禍のため訪問を取りやめました。規模も縮小し、7月6日、石垣市観光交流協会の協力を得て、いつもより少ない40個が流されました。

 ♬名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ♬

 詩の一節「遠き島」を石垣島に見立て、約1600㌔離れた恋路ヶ浜に流れ着くことを願い、旧渥美町観光協会が1988(昭和63)年、まちおこしで始めました。以来、「愛のココナッツ・メッセージ」と銘打ち、ロマンあふれるヤシ実流しが続いています。2020年の今年で33回目です。島崎が1900年に詩「椰子の実」を発表して、ちょうど120年の節目にもなります。

 ヤシの実には、連絡先などが記された金属製プレートが取り付けられ、国内で拾われると、拾った人と持ち主が抽選で伊良湖岬に招待されることになっています。新たな出会いが楽しみですが、残念ながら、今年は各地の海岸に流れ着いたとの便りが届いていません。
 ヤシの実流しは、これまでに3494個を投流、田原市内には2001(平成13)年に1個、12年に3個の計4個が流れ着きましたが、恋路ヶ浜にはあと少しのところで到着していません。

 渥美半島観光ビューローの会長を務める山下政良市長は「石垣市観光交流協会の皆さまの協力のもと、伝統のヤシの実流し投流が無事に行われ、改めて感謝申し上げます。夢やロマンを追い求めてきたヤシの実流しですが、今年は新型コロナウイルスの早期終息の願いも込めて、恋路ヶ浜への漂着を待ちたいと思います」とコメントしています。

 

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