河津桜と菜の花と青空が織りなすパステルカラーの世界、田原市福江の免々田川
田原市福江町を流れる免々田(めめだ)川沿いで、河津桜と菜の花が咲き、渥美半島に春の訪れを告げています。今月末に満開を迎えそうです。
川沿いに続く早咲きの桜で知られる河津桜は、国道259号宮下橋の南北に約300本。濃いピンクの花と菜の花の黄色の鮮やかなコントラストが、訪れる人たちを魅了しています。
例年同様に「免々田川菜の花・桜まつり」(実行委員会主催)が3月17日まで、開催されています。免々田川の上には、こいのぼりがあげられています。
訪れた家族連れ、女性、カップルらは、河津桜と菜の花が続く川沿いをゆっくりと散策したり、写真を撮ったりしていました。
渥美RCが河津桜を植栽 観光名所に
河津桜は2004(平成16)年、地元で活動している渥美ロータリークラブ(RC)が国際ロータリー創立100周年を記念して植えました。同クラブが中心となり、会員らが肥料を与えたり、草刈り、せん定をしたりと世話を続け、今では渥美半島の観光名所の一つになりました。
つるし飾りも展示 まち歩き楽しんで
一方、まつりに合わせて、免々田川周辺にある福江町下紺屋瀬古、喜久屋呉服店の「こっそり部屋 きくやカフェ」には、つるし飾りが飾られています。
地元の人らが作った16点を展示。古布、着物を材料にして作った花や動物、こいのぼり、疫病よけの御利益があるとされる「さるぼぼ」などがつるされています。
つるし飾りの購入、注文も受け付けています。
渥美窯の陶器も
また、地元の渥美窯の陶器も並べています。陶芸愛好者が作った皿、コップ、置き物などがあります。
昭和レトロな雰囲気の中で、ほっこりと
会場は古民家の一室で、昭和レトロな雰囲気。6畳と4畳半の二間で、訪れた女性たちは「癒されました」「楽しかったです」と感想を寄せていました。
店では「のびりとしたひと時を過ごしてもらえれば」と話しています。
展示は3月14日まで。午前10時から午後5時で見られます。
福江地区の店舗や民家などの軒先にも、つるし飾りが展示されています。
【喜久屋呉服店】
公式HP:http://www.kikuya-5fuku.biz
住所:田原市福江町下紺屋瀬古26
電話:0531-32-0265