【詳報】渥美半島でひと足早い春を満喫できる菜の花まつり2024が開催中
愛知県田原市と豊橋市の渥美半島で、早春を彩る菜の花が咲き始めました。田原市では、今年も「菜の花まつり」が開幕。半島の先端部にある伊良湖菜の花ガーデン(田原市堀切町)は、開花が進んでいる部分もあり、ひと足早い春を感じられます。早春の渥美半島に出掛けてみてはいかがでしょうか。 (2024年2月13日更新)
メイン会場の伊良湖菜の花ガーデンは2月半ばが見頃
伊良湖菜の花ガーデンは、まつりのメイン会場。国道42号沿いの約4㌶に約120万本が咲く計画で、今年は開花が早く、一部は菜の花の黄色に染まっています。まつり初日の1月13日も、訪れた人たちが盛んに写真や動画を撮っていました。
2月も半ばを迎え、例年と同様に伊良湖菜の花ガーデン全体が咲きそろってきました。
菜の花ガーデンには今年、菜の花と近くの太平洋を見渡せる展望山「のっちの山」が誕生しました。見晴らしがいいので、ぜひ登ってください。
のっちの山の手前には、「菜の花迷路」が復活しました。
おなじみの黄色いポストや、ファッションショーでモデルが歩く舞台「ランウエイ」にちなんだ「菜の花ランウエイ」、一帯を見晴らせる「なっちの丘」などは今年も用意されています。
まつり期間中、伊良湖菜の花ガーデンでは菜の花狩り(5本100円)ができるほか、菜の花コロッケ(200円)や菜の花ジェラート(400円)、菜の花おにぎり(350円)が販売されています。イチゴや「チョコいちご」などもあるので、ぜひ食べてみてください。随時、キッチンカーも並びます。
イベントも目白押しで、「仮装コスプレの日」(2月3日、3月2日)や「バレンタインデー企画」(2月10日~14日)「バイクの日」(2月21・28日)が設けられ、農業王国の渥美半島で栽培された野菜、花などの物産・産直イベント(2月23日~25日)もあります。
菜の花ガーデン入場料
高校生以上500円
小・中学生100円
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田原市内のあちこちに菜の花畑が点在
田原市内には、国道259号、太平洋側の国道42号沿いなどに菜の花畑が点在し、約900万本が順次咲き誇ります。遊休農地などを利用した観賞用や搾油用、食用で菜の花の栽培が盛んに行われています。
加治町にある国道259号沿いの菜の花畑は、NPO法人田原菜の花エコネットワークが、菜の花エコプロジェクトの一環として作付け、管理しています。広さ約9000平方㍍で、見頃を迎えています。今年は、ハート型の散策路がつくられ、一部はライトアップされています。
入場無料ですが、散策路を外れて菜の花の中に入ることや摘み取りは禁止されています。
【菜の花エコプロジェクト】
遊休農地の解消を目的に観賞用や搾油用、食用の菜の花を栽培。花は景観づくりになるほか、菜種から食用油を生産し、販売しています。搾油の際に生じる油かすは、たい肥に利用するなど、田原菜の花エコネットワークは資源循環型社会を目指した取り組みを続けています。
伊良湖地区には菜の花料理&スイーツも登場
田原市内の伊良湖地区の飲食店、宿泊施設は菜の花を使った料理、スイーツが味わえます。田原地区の中心市街地や福江地区、赤羽根地区などでも食べられる飲食店があります。市内の道の駅などで配布されている「菜の花まつり」のパンフレットに掲載されているので、ぜひ手に入れてみてください。
加治の菜の花畑はキッチンカーなどが出店
加治の菜の花畑では2月24日までの土・日曜を中心に菜の花を使ったスイーツ、料理を販売するキッチンカーなどが出店します。
この菜の花畑を整備、管理しているNPO法人田原菜の花エコネットワークを支援している賛助会員のうち、飲食関係者らでつくる「菜の花エコ・グルメチーム」が出店しています。NPOが生産する菜の花や菜種油「たはらっこ」を使った商品を少なくとも1品販売します。
出店情報は、チームのまとめ役、洋菓子製造販売のパティスリーフェッテ(田原市)のインスタグラムに掲載されるので、チェックして出掛けてくださいね。
渥美半島菜の花まつりの問い合わせ
渥美半島観光ビューロー
電話 0531(23)3516