江戸時代の田原藩家老で画家、蘭学者の顔も持つ渡辺崋山の後半生を演劇に、12月4、5両日に上演
今年は、幕末の先覚者、田原藩の江戸家老だった渡辺崋山の没後180年にあたります。ゆかりの田原市では、市民劇「海風に吹かれてー渡辺崋山の後半生」が12月4、5の両日、市田原文化会館で上演されます。本番が近づく中、市民ら出演者の稽古も熱がこもっています。
市内では今年3月7日、市民有志が崋山劇上演実行委員会(石黒功委員長)を立ち上げ、崋山劇の上演に向け準備を進めてきました。史実を踏まえた創作劇で、今回限りになるそうです。
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画家、蘭学者としても名高い崋山。江戸詰め家老になった40歳から、幕府による「蛮社の獄」で弾圧され、田原・池ノ原で蟄居(ちっきょ)、49歳で自刃(じじん)するまでのおよそ10年が描かれます。崋山の生き方、考え方がテーマになっています。
市内では、市立田原中部小学校で少年期の崋山を描いた劇が90年以上にわたり、受け継がれています。今回の崋山劇は、この伝統を継ぐ形で大人になった崋山が描かれます。
地元の人たちの手で行われる崋山劇
チケットは残り少なく
公演は4、5両日とも、午前11時、午後4時の2回ずつ計4回です。チケットは小・中学生1000円、一般2000円。好評で残り少なくなっています。
田原市内の市博物館隣の崋山会館にある崋山会事務局、田原文化会館内のたはら国際交流協会事務局、渥美線三河田原駅近くのタカサキ新聞で取り扱っています。
電話での申し込みは岡本さん(090・2132・1131)へ。