アグリテックから豊橋市の農業課題を解決するアイデアを募集中
地域の農業課題にスタートアップが先進的なテクノロジーで解決に取り組む実証開発プロジェクトを愛知県豊橋市が進めています。3年目となる今年度も、農業系スタートアップから課題解決のアイデアを募る「アグリテックコンテスト」を開催します。2024年10月20日(日)まで提案を募集中。賞金総額は1000万円(3社程度)で、入賞すると実証実験に向けた農業関係者とのマッチング支援や専門アクセラレーターによる伴走支援も受けられます。
アグリテックコンテスト 課題テーマは5つ
今年度の課題テーマは「土地利用型作物の生産性向上モデル」「ICT等を活用したスマート施設園芸モデル」「持続可能なエネルギー・農業資材の仕組み」「地域の農業を支える人づくり」「需要と生産をスムーズに結ぶ、新たな流通販売の仕組み」の5つ。この5つのテーマに該当しない場合でも「その他」としてエントリーができます。
参加対象者は、豊橋市の農業関係者(生産者、JA、農業系事業会社など)が抱える課題の解決や改善に向けた取り組みができる個人、法人。審査基準は、「実用性・導入可能性」「新規性・独創性」「市場性」「市内農業者とのマッチングの確度」などです。
スケジュールは、書類・面談審査(10月21日~12月中旬)→ファイナリスト決定(12月下旬)→コンテスト・表彰式(来年1月28日)→実証実験の計画策定(コンテスト終了後〜3月中)→実証実験開始(4月〜)。
詳しくはこちらを確認ください。
農業課題解決に向けたサービス開発目指す
実証開発プロジェクト「TOYOHASHI AGRI MEETUP」は2022年度から実施。地域の農業関係者の課題や協業ニーズを踏まえ、地域農業関係者と技術や解決策を持つアグリテック企業などが共創し、農業課題解決につながる新製品、サービスの開発を目指す取り組みです。
今年度は、過去2回開催したアグリテックコンテストで入賞した計6社のアグリテック企業を支援するとともに、農業関係者との交流会や農業関係者向けのマッチングプログラムを行い、この地域のさらなる農業イノベーションに向けて取り組んでいます。