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渥美半島は菜の花が咲く季節を迎えました! ひと足早い春を見て味わえる田原、豊橋へ

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 寒さが厳しいですが、渥美半島は菜の花を目にするようになりました。いま、田原市加治町の国道259沿いに広がる菜の花畑が満開です。一面黄色の風景は、ひと足早い春を感じることができます。

田原市加治町の菜の花畑

まるで黄色の絨毯

 加治町の菜の花畑は広さ約9000平方㍍で、地元のNPO法人田原菜の花エコネットワークが、観賞用に栽培しています。散策路もあるので、菜の花の中を歩いたり、写真を撮ったりできます。ぜひ、訪れてみてくださいね。
 2月26日までの毎週日曜は、午前10時からエコネットワークが無農薬で育てた食用菜の花(ナバナ)や、肥料として使える菜種粕がいずれも1袋100円で販売されます。午後3時までですが、売り切れ次第終了です。他にも、田原産菜種油「たはらっこ」や、この菜種油、菜の花を使った「渥美半島菜の花クッキー」も売られます。

「黄色のじゅうたん」を敷き詰めたような景色が広がる=田原市加治町で

ナバナは渥美半島の早春の味

 せっかくなので、ナバナと、今季初登場の菜の花クッキーを紹介します。

 ナバナは、市内で展開されている田原菜の花エコプロジェクトの一環として遊休農地で栽培されています。今季は天候に恵まれ、出来栄えも良く、昨年12月下旬に収穫が始まりました。3月末まで収穫が続き、最盛期は「ひなまつり」の頃です。週2回程度、エコネットワークの会員らが一つずつ手で収穫。加治町の菜の花畑のほか、田原市内のスーパー「フードオアシスアツミ」で販売されます。

菜の花プロジェクトとは?

 田原市内の遊休農地で緑肥となる菜の花を栽培。景観づくりになるほか、遊休農地の解消につながり、収穫した菜種からは食用油を生産します。廃食用油(天ぷら油など)は、軽油代替燃料にリサイクルするというプロジェクトです。田原菜の花エコネットークが、推進母体になっています。

ナバナの収穫の様子=田原市内で

ビタミン、ミネラル、食物繊維たっぷりのナバナ

 甘みと苦みのバランスが良いナバナは、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で栄養価の高い野菜です。定番のおひたし、天ぷらなどで食べるほか、肉巻き(アスパラガスの代わりに使うイメージ)もおすすめ。新鮮なので、サラダの材料にもよく、水で濡らしてレンジで1、2分、手軽に味わえます。茎を捨てがちですが、この田原のナバナは茎もおいしく、ぜひ食べてください。

新鮮なナバナ

菜の花入りクッキーをお土産に

 菜の花クッキーは、エコネットワークと、田原市内のパン店「長栄軒めっくんはうす店」の共同企画で誕生。道の駅田原めっくんはうす(同市東赤石)の同店で販売されています。クッキーは7個入りで200円(税込み)です。
 菜の花と菜種油「たはらっこ」などを使用して作り、菜の花の形をした大、中、小3種類の大きさのクッキーはサクサクとした軽い口当たりの食感と菜の花のほのかな香りを楽しめます。
 長栄軒めっくんはうす店の白井由美子店長は「菜の花を見に来た時のお土産にしてください。花を見た時のような幸せな気持ちになれば、うれしいです」と話しています。

新たに誕生した菜の花クッキー。後方は菜種油「たはらっこ」

メイン会場の伊良湖菜の花ガーデンはこれから見頃

 田原市内の菜の花畑は約15㌶で、約900万本が咲き誇ります。「渥美半島菜の花まつり」が開催中で、メイン会場の伊良湖菜の花ガーデンは2月初め頃から見頃を迎えそうです。入場料が必要で、中学生以上500円、小学生100円です。駐車場は無料です。

 渥美半島菜の花まつり
 https://www.taharakankou.gr.jp/nanohana/

 伊良湖菜の花ガーデンが見頃
 https://aomonohanto.com/?p=4237&preview=true 

 

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